こんにちは。フーテンを地で行っているはぐれです。
今回、20年卒の現役就活生の方からマシュマロを頂きました。ありがとうございます。毎度のことながら返信が長くなったので、こちらにしたためます。
20年卒さんこんにちは。マシュマロありがとうございます。私も『働く理由』にはすごく苛まれました。多分長文になるので、じっくり考えなおして後日返信します。取り急ぎ確認した事だけはお知らせさせてください。#マシュマロを投げ合おうhttps://t.co/RxSZH9qRVN pic.twitter.com/wDalcFfde8
— はぐれ@既卒オタブロガー (@hgr_otklife) 2019年5月27日
初めまして、20卒の者です。 「就活 やめたい」で検索していた時にはぐれ様のブログを見つけ、同じ状況だと思いながら拝読しました。 昔から新卒一括採用もリクルートスーツも騙し合いも、就活に関すること全てが気持ち悪くてもやもやしていました。
ですが、教師の道を諦め、院進の覚悟もなく、公務員の勉強もしていなかった私は仕方なく就活を始めました。 それでも、無いなりに志望動機や自己PRをひねり出してESや面接に臨んできました。
ですがやはり付け焼き刃の虚像は見透かされるのか、書類で祈られ、面接で祈られ、最終選考すら行けたことがありません。 そして津々浦々の企業から祈られまくっているうちに、働くことへの真っ当な理由が見出せないことに気がつきました。 今の私は「毎月一定の収入が得られる」ことと「社会的な信用がある」こと以外に、働く理由が見出せません。
はぐれ様は働く理由についてどうお考えでしょうか。 差し支えなければ教えていただきたいです。 長文乱文失礼致しました。
マシュマロ主さんはじめまして、こんにちは。この度は閲覧ありがとうございます。
『働く理由』、私もすごくその概念に苛まれましたし、マシュマロ主さんのお気持ちも正直一語一句共感できます。
まずは私個人のお話です。私はオタクなので趣味として「好きな作品にお金を落とす(=ゲーム課金・グッズ購入・ライブやイベントのチケ代交通費)ためにお金を稼ぎたい」は理由になると思います。もちろん生きていくうえでも必要ですが…そういう意味だと全く真っ当じゃないですね。面接で口が裂けても言えない。つまり二次的な理由にしかなりません。なのでこれは『御社で働く真っ当な理由』にはなりませんでした。
マシュマロ主さんが考えて出してくれた「毎月一定の収入が得られる」「社会的な信用がある」というのは勿論とても大事ですし、生きていくうえで真っ当な理由です。私は今両方ともないので公的な手続きで苦労しましたしね…
ですが、それって当たり前の理由なんですよね。面接で言う必要もないくらい。なので企業はそれ以上の『弊社で働く真っ当な理由』を要求してきます。これが志望動機ですね。ひどいもんです。別にお金のためでもいいじゃん!お金くれれば働くわ!御恩と奉公!武士道精神!…は言いすぎですが、それくらいシンプルな雇用関係でいいと思うんですよね正社員も。まあこうならないのは多分、企業がそれに自信がないからやもしれませんが…(勤務体系に見合わない給料・終身雇用の崩壊など)
話が逸れました。いつも逸れます。私は結局、真っ当な働く理由が見いだせないまま既卒になりました。これは勿論全く以って最適解ではないのは分かっています。ですが、それでも自分がやりたいこと、働く理由が見出せる仕事を見つけられました(できてはいない)。つまり、向こう40年~50年の暫定的な安定を犠牲にして、自分の好きなことをやる自由を手に入れました。自分の好きな事・興味のある事で働く。世間的に見たら甘ったれた夢ですが、これが私の働く理由になりました。
ですが、何の理由も見出せないまま彷徨っていた就活生時代よりも、何の後ろ盾もないけど理由だけは見出せた今の方が働くことに対してポジティブになっていることだけはお伝えしたいです。まあ現状は既卒求職フリーターですが!
もっとやんやか書きたいところですが、アドバイスではなくあくまで私の意見を求められていたようなので、ここらで締めようと思います。少しでもマシュマロ主さんの参考になればと思います。
はぐれ
追伸:もしもマシュマロ主さんが一般的な『働くための真っ当な理由』が何なのか知りたいならば、自分と歳の近い親戚や大学・バイト先の正社員として就職した先輩に聞いてみるのが一つの手だと思います。理想は就職氷河期世代(1970年代生まれ)以降の人です。5月末はまだ焦りの時期ではないですし、相談の体で聞いてみるのもいいかもしれません。