こんにちは。大学1年生の頃に相談できる人がいなくて履修登録に失敗して通学時間2時間マンなのに毎日1限からだったはぐれです。
お馬鹿~~~~~~~~~~~!!!!
なので今回は「あの頃にこんな記事に出会えてれば!」という後悔の念をこめて大学生の履修登録のコツを実体験から書き記します。
※注意※
この記事はどこにでもいる普通の大学生向けの記事になります。教職課程履修者やアルバイト戦士、サークルに全力で打ち込む青春学生には全く参考にならない場合があります。また、この記事を参考にした場合の過失について当サイトは一切の責任を負いません。ご了承ください。筆者が人文学系なので基本的にそちらを例に取って執筆しています。
理論の章
科目選択編
1-1:とにかく気になる授業をとる
「友達も取ってるしこれでいいや」「楽単って聞いたしこれにしよう」
あまりおすすめしません。途中で飽きが来て講義を受けるのが辛くなったり、中だるみの原因になります。通年(※1年通して受けること)講義は尚更キツいです。シラバスをしっかり読んで!
私は出来るだけこれを気にして講義を取っていましたが、やはり「まあこれでもいいかな~」というノリで取った講義はやはり途中でめんどくなってグダグダになったり、成績評定が悪かったりしました。大学の講義は途中で投げ出せるので…はい…
逆に少しくらいキツくても自分の興味のある講義ならきっと大丈夫です!せっかくの大学の講義なんですから自分の『推し講義』を探してみましょう!
1-2:レポートとテストのバランスをとる
「レポートとか書けなさそうだしテストのやつをいっぱい取ろう!」
わかりますとも。文系大学の定期試験は主に『レポート』と『テスト』に分かれます。テスト形式は主に論述式ですが、たまに高校の試験と同じ形式のものもあります。しかし高校までと違って広義で使ったノートやプリントを持ち込むことが出来る場合もあります。定期試験期間までに広義の内容を確認して、自分の意見を粗方まとめて試験に臨みます。
レポート形式は講師が提示したテーマに沿ってそれについてまとめたり、考察をしたものを提出するものです。主に本を読んだり自分で検証したりしてまとめあげます。これも定期試験期間までに書き上げて指定日に提出します。
これは勿論テストが得意ならテストに、レポートが得意ならレポートに比重をかけるのはアリですが、ぶっちゃけ5:5にした方が精神衛生上いいと思います。
一年生の頃に異様にレポートが多い時間割にしたことがありますが、本当にきつかったです。まず複数のレポートは勿論全部書く内容がバラバラ!その分図書館で調べるものが増していって収拾がつかなくなってしまいました(貸出上限超過でキレる)。しかもほとんどのレポートの締め切りが被っているので「これが終わったら次やろう!」はほぼ通じません。複数のレポートを同時進行で書き上げるのは正直卒論より辛かったかも…
ということで、テストとレポートのバランスは頑張って取ってみましょう。フィールドが違うだけで気が楽になります。
1-3:ぼっち履修と共闘履修のバランスをとる
「いや大学でぼっちとかちょっと…」
いえ、大学はむしろぼっちでも強い!これは人によりますが、一人で取る講義と友人と取る講義のバランスも取ると良いでしょう。確かに友人と同じ講義を取ると欠席した場合に助けてくれるし、テストの相談とかできるし良いんですけど、環境によりますがその分たるむんですよね…はい…そういう時はわざと誰も助けてくれない講義を作るとグッと気が引き締まります。もちろん、戦友がいるから頑張れる!という人は共闘履修で切磋琢磨してみてください!
1-4:上限まで履修する
「4年間もあるし1年からそんなに頑張らなくてもいいよね」
はーーーーーーーいその考えは今すぐ東京湾に沈めましょうねーーーーーー!
文系学生が卒業までに取らなければいけない単位数は大体120~130単位だと言われています。これを4年間で割ると1年で30~32単位。単純計算で1年で15コマ取ればいける計算です。1日3時間講義を受ければ…違う!そんなんしたら確実に卒業できません。
1年生・2年生は履修上限ギリギリまで講義を取りましょう。
筆者が4年間で取った講義の内訳は
1年48単位(必修22+選択必修26)
2年48単位(必修8+選択必修24+選択16)
3年20単位(必修4+選択16)
4年16単位(必修4+選択4+卒論8)
このうち意図的に単位を6つ落としましたが卒業可能数まで取ることが出来ました。上限は48単位なので2年生までは上限いっぱいです。するとどうでしょう。3年4年が圧倒的に楽になります。3年4年にやってくるゼミナールや卒論・就活に普通の講義が邪魔になりますので1年2年のうちに苦しんでおいた方がいいです。マジで。
また、万が一にも単位を落としてしまった時のためにも3年生でも余裕を持って講義を取った方がいいです。そう、最初に詰めておけば3年4年でいくらでも挽回できるんです!
1-5:教科書を使わない講義を取る
「へぇ~教科書かあ。大学でも教科書使うんかあ」
そう思っていた時期が私も(略 教科書邪魔!!!!!!!!!大学生活において教科書ってマジで邪魔です。重いし嵩張るし思ったより使わないし高い金払って買った意味がねえ!みたいなのが多いです…必修ならともかく選択で教科書を使う講義を選ぶのはお金の無駄です。
古典文化の選択科目で買った『国語便覧』が800円だったのですが、先生が資料をバンバンモニターに投影してくれるおかげで半年で1回もページを開かずに終わりました。今も本棚にピカピカの状態で置いてあります…
あと、教科書に頼る講義は大抵質の低い気がします。あと教科書に沿う講義はつまらん!講師の方のオリジナリティを感じる講義を取ってみましょうね~
組み立て編
2-1:1時間目は出来るだけ避ける
1時間目はねえ…キツいですよ…遅延する電車!混みあう通学路!広いキャンパス!「9時までに着けばいいんだしヨユーっしょ!」と思ったら大間違いです。必修が入ってこない限り1時間目に講義を入れるのは避けてみましょう。
1年生の頃に毎日1時間目に講義が入るという暴挙を振るった私。それプラス通学時間2時間超だったので毎日朝7時の電車に乗って行ってました…これじゃあ高校生の頃と変わんねえ!
2-2:1週間で1コマは空ける
「1コマ開けるとダレそう~」と思う方もいるかもしれませんが実はこれ、なかなかいいんです。正直に言いますと、高校生までの1時限~4時限授業と大学生の1時限~4時限講義はレベルが違います。だって1時限あたり90分ですからね!疲れます。マジで疲れます。そんな時に1コマでも空きがあるとすごくゆったりできるんですよね…昼休みと合わせれば150分前後休めます。最高じゃん…
勿論この時間を使ってレポートを書いたり、資格の勉強をしたり、自分の学習の時間を取れるというのも魅力の一つです。
私はご覧のように通学時間2時間マンなので、家に帰ると飯食って風呂って(ゲームして)寝る!が基本でした。なので「あえて」学校にいる間に空きコマを作ってそこでレポートを書いていました。自宅では思いきり遊び、学校でしこたま書くというように徹底的に区切って生活していたのでオンオフが上手くできていましたね~
少なくとも1週間で講義のある日に 1コマは空きを作るといいと思います。勿論、みっちり入れるのもオーケーですよ!
2-3:選択科目は必修科目にくっつける
どうしても興味のある科目がない!でも講義を取らないと単位があ!そんな時は必修科目の前後の講義を取るのがおススメです。穴埋めのように講義を入れると時間割が締まりますし、空きコマが作りやすいです。
極端な例ですが、1時間目の必修の後に2時間目の選択を入れて、飯食って帰る!とか3時間目の必修の後に4時間目の選択を入れれば朝はゆっくりできる!みたいなのはよくやってました。
2-4:日曜+1日~半日は休みを作る
大学生、キツイっす。1年次2年次は文系でもキツイっす。なのでせめて日曜と別に全休日を作りたいところです。
1:土曜日(そもそも開講講義が少ないので空けやすい)
2:月曜日(ブルーマンデーキャンセル)
3:水曜日(週の真ん中をあえて区切る)
4:その他
がおすすめです。
土曜日がサークルだったのであえて土曜の午前中に講義を入れ、逆に他の曜日に無理やり休みを捻じ込んだりしていました。やはり週休2日は良いです…とても…
発展応用編
3-1:教場を揃える
まず貴方の大学の地図を見ましょう。どうですか、建物同士がいやに離れてたりしていませんか?想像してみてください。大学の敷地の端から端までを歩く自分を…はい、教場間の移動、マジでだるいです!雨とか雪とかだとだるさ倍増!なので迷う空きコマが出来たら教場を揃えてみましょう。例えば
OK!:火曜の1時間目と3時間目が4号館だから2時間目も4号館の講義を入れよう!
NG!:火曜の1時間目と3時間目は4号館だけど2時間目はこの楽そうな6号館の講義を入れよう!
みたいな感じです。これはハイレベルなものなので、余裕がある場合・取りたい講義が決まらない場合に意識してみましょう。
ありました、2時間目は3号館!3時間目は7号館!4時間目はまた3号館!みたいな…めんどかった…まっことめんどかった…
しかし逆に「今日は8号館だけだぜ!」みたいな曜日もありましたね
3-2:1日の流れを考える
こちらも出来れば意識してみましょう。
水曜の朝、まず貴方は校門を潜ります。目の前の1号館で1時間目です。2時間目は敷地の一番端の9号館です。3時間目は敷地の反対側の端の7号館です…うん、出来れば避けたい!理想はぐるっと一周、もしくは偏らせるですかね…しかしこれも難しいので余裕がある場合・取りたい講義が決まらない場合に意識してみましょう。
母校は狭い敷地だったのでそこまで苦ではありませんでしたが、やはり校門に近い建物で時間割を固められた時は最高でしたね。
実践の章
ではこれまでのことに注意して実際に時間割制作をシミュレーションしてみましょう。今回は私の過去の記憶を頼りに1年生で48単位と3年生で20単位を取得できる2つのパターンの架空の『歴史学科に在学中の私』の時間割を作ります。
条件を洗い出す
《『私』の条件》
・6時間目以降は絶対に入れない
…帰りが遅くなることが嫌だったので基本は4時間目までに詰め込むことにしました。
・土曜はサークルなので土曜の午前は講義を入れる
…サークルだけ行くのもなんだかなと思ったので入れます。
《大学の条件》
・開講講義は大学が決める
…学生の都合で該当時間が変わることはありません。
・1年生の木曜はサブキャンパスの講義がある
…木曜だけは本キャンパスではないキャンパスで講義があるので考慮します。
1年次編
1年生のうちは重い時間割になることは避けられません。主に必修科目をベースに選択必修科目を入れていきます。
①必修を入れる
まずは絶対に決まっている必修科目22単位を入れます。大方、プレゼミ・自分の専攻の専門科目・語学・あれば体育などがあります。これらは基本的に通年科目と呼ばれ、1年間通して履修し、単位は4つ貰えます。前期・後期科目は2単位です。木曜に必修の語学と体育があったので上手く消化できました。
②確認
・月曜と火曜の必修の間に講義を入れた方が良いでしょう。
・木曜はサブキャンパスなのでこれ以上講義を入れるのは避けたいです
・土曜には講義を入れたいので、水曜日は出来るだけ空けて週休1日にしたいです。
③選択必修を入れる
次に選択必修科目26単位を入れます。主に同学科他専攻の専門科目・学部関係なく履修する教養科目などが入ります。専門科目は通年が一般的ですが、教養科目は前後期に分かれている場合が多く、各期2単位です。ここで自由度が増すので自分の好きな科目を入れてみましょう。
④確認
・月曜は1時間目から4時間目まで埋まってしまいましたが、午前は4号館、午前は8号館でまとまったので移動が楽です。
・火曜5時間目に他専攻科目が入ってしまいました。この曜日だけ帰りが遅くなります。
・水曜日に講義が入ってしまいました。しかしこの二つは両方とも「後期」なので前期は全休です。
・木曜はサブキャンパスの講義のみになりました。
・金曜日の1コマだけの講義は図書館の近くの7号館なので、3時間目を図書館でレポートを書く日に当てました。
・土曜は少し遅い時間に家を出れます。サークルで遅い時間まで活動するのでいい塩梅です。
・週の前半は重く、週の後半は軽めのメリハリのある時間割が出来ました。
これで完成です。2年次も少し内訳は変わりますが大方同じような感じになります。2年次までに取れる必修・選択必修科目は取りきってしまうのが理想ですね。
3年次編
3年生になると多くはゼミが始まり、選択科目が多くなります。時間割も軽くなり、全休が増える場合もあります。4年次はゼミ+卒論だけが理想ですが、場合によっては余分に選択科目を履修するのもいいでしょう。
⓪前提
・選択必修は2年までに全て取っていると仮定します
・ゼミに入ります
①必修を入れる
必修科目4単位を入れます。基本的にはゼミになると思います。減りましたね。減った分一つの科目の比重が重くなります。
②選択を入れる
次に選択科目16単位を入れます。多分通年が多いです。この時期になるとより自分の専攻に近い科目を履修することが多くなります。
③確認
・前期は火曜・金曜だけになりました
・後期は月曜・火曜・木曜・金曜になりました
・1時間目はないのでゆっくり登校できます
・5時間目に取りたい科目が集中しました
・月曜の3時間目と木曜の午後はゼミで使うレジュメを作る時間に当てました
これで完成です。大分軽い時間割になりました。これも1年次2年次で頑張ったからこそできる所業です。
おわりに
履修登録は最初はややこしくて混乱しますが、自分がやりたいことと自分の中のルールをしっかり持っていれば大丈夫です!履修登録は大学生活の命運を握っていると言っても過言ではないので、短い時間ですが手を抜かずにカスタマイズしてみてくださいね~!この記事が少しでも貴方の大学生活の助けになれれば光栄です!
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